フリーランスのエンジニアとして独立して仕事をする場合、クライアントとの契約交渉についても基本的には自ら行わなければなりません。決めなければならない契約条件は多岐にわたりますが、中でも単価については少なすぎるとその後の生活費を圧迫することになりかねないため、出来るだけ好条件を勝ち取りたいところです。
もっとも、だからといって強気な金額を提示して決裂してしまっては元も子もないので、単価の交渉は慎重に行う必要があります。
単価の交渉を行う際に頭に入れておきたいポイントにはさまざまなものがありますが、特に重要なのは業界における単価の相場です。クライアントも相場がどれくらいかを把握しているケースが多いため、相場から乖離した金額を提示してしまうと契約がうまくまとまらなくなる可能性が高くなってしまうからです。
まずは相場を意識して交渉を行うというスタンスを徹底すると良いでしょう。(★フリーランスの相場や単価の設定方法を確認する>>>https://freelance-tanka.com/)
また、案件を受注するタイミングも重要となります。クライアントが企業である場合には、年間の予算を組んだ上でエンジニアに委託するケースがほとんどです。期初であればまだまだ予算が潤沢にあるため、多少強気で交渉を行っても受け入れてもらえる可能性がありますが、期末で予算が枯渇している場合には、交渉が決裂する要因になりかねません。
タイミングに加えて、クライアントの予算の状況も見極めて単価の交渉を行うというのが好条件を引き出す秘訣であると言えるでしょう。